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 BOOK「灼眼のシャナⅨ」

灼眼のシャナ〈9〉 (電撃文庫)

  • 後輩が買ったんですが、先に読ませてもらいました。読んでいる最中に「ネタバレしないで下さいよ」と言われたんですが…。すまないとは思いつつも、やっぱり作者自らが「痛快娯楽アクション小説」というだけあって、痛快なシーンでは反応が出てしまいまして(^-^; ま、いつもそういう展開だからそんな反応が出てもネタばれでもないと思ったりするんですが…ごめんなさい(笑) 以下、ネタばれあり。
  • えーと、最初に簡単に書くと、面白かったです。ただ、前回から続く今回の一連の騒動は、ヴィルヘルミナを中心に書かれていることが多く、さらに新キャラの登場もあり、シャナや悠二、そして吉田さんを含めた3人の描写がイマイチだったというか。最終的には前回予測したとおり、悠二のパワーアップ。実は「あれ」の使用というところまで予測済みだったんですが…予測が当たったところでは歓喜したんですが…後から考えると、ここまで安易に予測できるのもどうかな…と思うわけで。ま、一番気にいらなかったのは、「悠二の策」の説明がシャナの一言で済まされてしまったことなんですけどね…。
  • あと、毎回出てくるキャラと世界観等の説明なんですが…少し邪魔になってきたかも。説明すべきことが増えてきたってのもあるんですが、前回からの続きということもあって、話の途中でキャラ説明が入るのは凄く話のテンポを乱している感じが。ま、自分がまだライトノベルというジャンルに慣れていないということもあるのかもしれませんが。
  • さて、今回も痛快ではありました。ただ…描写が欠けているような気がしてならないです。時間をかけて読んだわけではないんで、読み飛ばした可能性はあるんですが…終盤の描写絶対足りてないよね? 一件落着みたいになってるけど、彼女が彼を認めるシーンなんてあったっけ?? 彼女が彼の破壊を諦めるなんていうシーンあったっけ?? どうももう一度読んでみる必要がありそうです。
  • 次の予測は…そろそろ決戦が近いですが、大きな動きがあるのは次の次の巻あたりかと。次の巻ではまだ認めきれていないヴィルヘルミナのせいで悠二が苦労する話になるんじゃないでしょうかね。ヴィルヘルミナってお邪魔キャラなんだよな…。彼女よりもシャナと吉田さんの恋の鞘当てをもっと見てみたいです。