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 TVA「SHUFFLE!

SHUFFLE! OPテーマ 「YOU」[MAXI]

  • 第21話「気持ちの行方」
    • 楓編ラスト。そして1つの結末が訪れる。
    • 動かない楓
      • 閉じこもってしまった楓。支えを失うことへの恐れ。自らへの罪の意識。動けないのではなく、動かない。その場所から。
    • 動き始めた稟
      • 曖昧にすることで保ち続けていた日常。変わらないことも幸せの1つ。けれども彼はその「逃げ道」を選ばない。彼の前に待つのは未知。苦難と不安に目を向けること、それは大切なもう一人を導くためでもあった。
    • 友としてのシア・ネリネ
      • 見守ることも優しさ。でも力になってくれる人は側にいる。彼を、彼女を支える大きな力。
    • 包み込む亜沙
      • 愛するが故に、恋焦がれるがゆえに、憧れるが故に、彼女は領域へ踏み出していた。それは前へと進む力。彼女が彼へと与え、導いた力。
    • 決意の吐露
      • 前に進まないことが正しいと思っていた。変わることが怖かった。あの時失いかけたものをもう一度失うことを恐れていた。彼は、彼女を縛っていることを悔い、苦しみ、生きていた。踏み出す勇気。変わっていく勇気。変えてゆく勇気。あの人から貰い、彼女へと伝えなければならない1つの道。それが「現在」を壊すものであっても、「未来」のために必要なのだから。
    • 消えた楓・出会う亜沙
      • それは最初から分かっていたこと。彼女の想いがその男性に向けられていたこと。彼が彼女の支えとなっていたこと。それは踏み込むことを躊躇させる「結界」。信頼を寄せられていた彼女を裏切るように踏み出す一歩。前へと進み、変化を望むことはいけないことなのか?
      • 「愛されてはいけない」と、彼女は自分に呪縛をかけ、贖罪に身をささげた。それが彼を苦しめ続けることになると知らずに。自分が「何のために動いているか」を心のどこかで知りながら。それでも彼女は想いを持つことを求め続ける。それが「生きがい」なのだと。
    • 未来のための選択
      • 彼女にとって残酷な言葉。現実をつきつける言葉。彼女が選ばれなかったという証。それは自分が口にしていたこと。「愛している。けれども愛されてはいけない」。ただ、側にいられればいいのだと。彼を愛していた。彼がいる家を愛していた。彼がいる日常を愛していた。変わらないことが幸せなのだと。けれども否定される。進もうとしないことは間違いなのだと告げられる。
      • 進む道は同じではない。それは象徴。二人がそれぞれ進むために。苦しくても、悲しくても、背を向けて歩き出せる。見送ることができる。前へと進むことは間違いでないと稟は信じている。
    • 家族としてのプリムラ
      • 愛するべきものを失ってしまった。一番おそれていたことだった。彼が彼女の全てだったから。だから気づけなかった。彼女は一人じゃない。全てが失われたわけじゃない。これで終わりではないのだと。愛すべき家族が、待っていてくれる人がいるから。
    • 告白
      • 亜沙先輩からの問いかけにより告げられた楓との過去。両親を失いながらも、大切なものを守るために自らを捧げた少年の話。それはかつての女性と重なる姿。愛する者に傷つけられながら、それでも愛する者のために生きる強さ。彼女が憧れる強さ。
      • 少年の想いを少女は受け止める。いつの間にか変わっていった想いを胸に。愛する人と共に歩いていくために。
  • というわけで、稟くん争奪戦は意外や意外。亜沙先輩の勝利ということでひとまず幕を下ろしました。最初は楓かと思ったんですけどね(^-^;
  • 楓の扱いはかなり良かったと思っています。というか、ここまで描かれるとはねぇ。シアの扱いの酷さが未だに意味不明ですが(笑) あと悪かったのは最近の稟くんの扱いですが…まぁ、ある程度は仕方がない…かな? 他の女性といるときに楓のことを考える描写があったら、それはそれで「ヘタレだ」「優柔不断だ」とか叩かれていたでしょう。一人に絞った思考というのはいいんですが…もう少し視聴者に不快感を持たせないような描写にしてほしかったかな。
  • 今回の締め方は大体良し。原作でもあいまいだった、別ルートでの楓の扱いがちゃんとなされたという部分は賞賛に値します。稟にとっても、楓にとっても、あの状況が維持されることは幸せではあった。でもそれは成長には繋がらない。人は変わっていくものであって、いつまでも同じであること、あろうとすることは不自然だし、稟くんは宙ぶらりんなわけです。まさに優柔不断。ま、ある程度許容されるのが「SHUFFLE!」なんですけどね…(^-^;
  • …で、稟くんはプリムラの扱いが適当になってるというのが不満点なわけで(笑)
  • さて、次回。ようやく戻ってくる日常。けどそれは今までとは少しずつ違う世界。ここからの展開はある程度読めるんだけど…まぁ、最後まで楽しみましょうか。