Mirror-鏡-

ひぐらしのなく頃に 綿流し編(1)    ガンガンWINGコミックス

  • 揺れる車内。いつの間にか眠りに落ちていたことに気がついた自分は、おぼろげな頭でふと昔のことを想う。そして意外なまでに気づかなかった事実に気づいてしまうことになる。
  • それは今から20余年前。一組の男女の物語。当時学生であった二人は、出会い、恋に落ち、とあるプロセスを経て結ばれた。奇しくも、そのプロセスは彼らの息子によって再現されることになる。そう、自分と自分がかつて愛した女性によって。
  • 自分は母が父を愛した理由をずっと訊かなかった。何故かは分からないが、問うたとしても意味がないと思っていたし、今でもそう思っている。それはあの女性にも当てはまった。彼女は自分を愛してくれた。でも、その理由は一度たりとも訊くことがなかった。彼女が自分を好きでいることに理由がいらなかったから。しかし、今になって想う。「彼女は自分に何を求めていたんだろうか?」 そのことに思考が移った時、初めて気がつく。自分はかつての父と同じだったのだと。自分は「父を映す鏡」、彼女は「母を映す鏡」であったことを。
  • ちなみに、繰り返された恋愛劇の結末は違った。もしかしたらそれは、自分が彼女の望んだ姿でなくなった、つまり自分が「父を映す鏡」ではなくなったからということなのかもしれない。しかし、想うことが一つある。それは一つの選択。父と母が大学を出た後にした「とある選択」を自分が繰り返すのではないか、また自分は「鏡」になるのだろうか、ということを。
  • …と、たまには真面目なことを書いてみたり。疲れてるのかもねぇ(^-^; そんな学校での徹夜作業の帰りにひぐらしで散財したクリスマスイヴイヴイヴ(笑) アニメイトでアンソロCD・綿流しCD・本3冊買ってきました〜。「綿流し編」は一番好きだからねぇ…。ついでにポストカード3枚としおり3枚とテレカげっと。しおりはひぐらし2枚にぱにぽに1枚。テレカはポイントカードので、これも「ぱにぽに」ですね。年末は懐もさみしいねぇ…相手がいたらいたで懐がさみしくなるんだけど(笑)